観心寺

観心寺は、大阪府河内長野市にある高野山真言宗の寺院である。
寺伝によると、701年に修験道の開祖役小角(えんのおずぬ)により開かれ、雲心寺と名付けられた。
その後平安時代に弘法大師空海により如意輪観音像が作られ、本尊とした。
弘仁年間(810-824)に真言宗に改宗され、空海の高弟道興大師(実恵上人)により再建され、観心寺と称した。
観心寺の支院の中院は楠木一族の菩提寺で、境内には「楠公学問所 中院」の石碑が建てられている。
楠木正成は、後醍醐天皇から名を受けて金堂(国宝)を造営した。
また、三重塔の建立を計画したが、1336年に湊川で戦死したため、建掛の塔が金堂東側に残されている。
楠木正成の首級は、足利尊氏の命により観心寺に届けられ、楠公首塚として祀られている。
1359年から後村上天皇が塔頭総持院を行在所としていたことから、南朝の勅願寺となった。
総持院跡には、後村上天皇の行在所跡の石碑が建てられており、境内東側には、後村上天皇の檜尾陵がある。
本尊は、如意輪観音坐像(国宝)で、秘仏として秘蔵されてきたこともあり、表面の彩色が鮮明に残る平安時代の代表的な彫刻である。
毎年、4月17日、18日の両日のみ参拝できる。
南海高野線及び近鉄長野線「河内長野駅」から南海バスで「観心寺」下車すぐ。



TOP PAGE  観光カレンダー