大阪カテドラル聖マリア大聖堂
カトリック玉造教会

大阪カテドラル聖マリア大聖堂 カトリック玉造教会は、大阪市中央区玉造2丁目にある。
当地はかつて細川越中守忠興の屋敷跡と伝えられ、大聖堂北西には、越中井が残されている。
明治27年(1894)に聖アグネス聖堂が建てられ、フランス人宣教師ルイスマリー神父が初代主任司祭となって玉造教会が誕生した。
昭和20年(1945)の大阪空襲で建物は焼失したが、仮聖堂を経て、ザビエル来日400年記念の1949年に建設された聖フランシスコ・ザビエル聖堂に引き継がれた。
現在の大聖堂は、カトリック信徒の建築家 長谷部鋭吉の設計で、昭和38年(1963)に落成したもので、
軒高20m、建坪2450㎡、青銅板葺きの鉄骨鉄筋コンクリート造りの大伽藍である。
大聖堂前広場の両端には、彫刻家ステファノ阿部政義が制作した 福者ユスト高山右近と細川ガラシャの石像がある。→ 細川ガラシャゆかりの地
玄関正面の「無原罪の聖母像」は、イタリア人彫刻家アレギーニの作品である。
聖堂内には、堂本印象画伯の「栄光の聖母マリア」「ルソン行途上の高山右近」「最後の日のガラシャ夫人」の三作品がある。
堂本印象(1891-1975)は、この功績で、昭和38年(1963)ローマ教皇ヨハネス23世から聖シルベストロ文化第一勲章を受章した。
敷地内西側には、ガラシャ顕彰碑と、阿波野青畝句碑(天の虹 仰ぎて右近 ここにあり)がある。 → 俳人 阿波野青畝生家 高野山阿波野青畝句碑
JR大阪環状線森ノ宮駅下車、徒歩15分。



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